恋愛、結婚、浮気の3つの市場

自分が望むと望まない関係なしに、結婚していない男女は、次に挙げる3つの市場で取引をすることになります。3つの市場とは、中期保有する相手を探すための「恋愛市場」、長期保有する相手を選ぶための「結婚市場」、および短期保有が目的である「浮気市場」です。

「恋愛市場」とは、原則として未婚男女に対して24時間、年中無休で開かれている市場のことです。自分が入っていないと思っても、相手が好きになることもありますので、こちらの意思にかかわらず入っているものです。お互いが恋愛感情をもとに、お互いの恋愛の売買が行われることを「交際」と言い、一定期間保有します。仮に相手のことが好きではなくなって別れる(「損切り」する)ことになってもリスクやコストが低く抑えられるのが、この市場での売買の特徴です。

「結婚市場」とは、恋愛感情に基づいてお互いを長期的に保有する関係を築こうとする男女が参入する市場です。いったん結婚すると保有期間は基本的に一生ですが、契約の解除(離婚)も可能です。その場合は、離婚にかかわるコストは物理的にも精神的にも多大なものがあります。

結婚は母子に有利なので、男は非常に慎重に参入してきます。人数的には女性のほうが多く、男のほうが少ないということですから、一部の男に集中することもしばしばで、そのために将来性のある男は若いうちに「青田刈り」されてしまうことがあります。

「浮気市場」では、短期的な恋愛感情もしくは性欲に基づいて売買が行われます。未婚の場合には浮気をしてもペナルティーは少ないですが、結婚後の不倫ではコストは多大です。

浮気とは原則的に1回1回の取引をしていると考えると、浮気市場の売買がよく理解できるはずです。風俗産業での売買もこの中に入りますが、結婚後では浮気の一形態と考えられますので、それなりのコストが伴います。

各々の市場では、異性に求める資質が異なります。「恋愛市場」では、男が絶対的に求めるのは五感的魅力です。

具体的には、見かけの良さ、いいにおいの体臭、女らしい声、直接的味覚のキスの相性、間接的味覚の料理の腕、性行為の相性です。その中でも、男がとくに求めるものは、見かけの良さ、気立ての良さ、料理上手といったどころです。その他にも包容力があるなどの人の中身(精神面や性格、特技)に魅力を感じるのが大半です。

他方、「浮気市場」では、顔や服装といった「見かけ」であったり、スタイルの良さであったりと、明らかにビジュアル重視の傾向が強くなります。「浮気市場」という短期的な性行為を繰り返す市場では、男女ともに同じです。

それでは、「結婚市場」での売れ筋は何なのでしょうか? これがまさしく女性が知リたい点でしょう。

結論を言うと、結婚生活で求められるものが、「結婚市場」で求められる資質ということになります。

実際の結婚生活を思い描いてみてください。結婚生活で妻が行っていることが結婚市場で求められているのです。たとえば、夫婦2人、子ども2人の典型的家庭の場合、通常は妻は家事と育児に専念することになります。家庭内の仕事は多岐にわたり、たいへんです。家庭内で行われている仕事は多岐にわたります。

他方、女性の職業や経済力や学歴には低い評価しか与えられていません。男が求めるのは現実の夫婦生活での分業体制。どの程度、夫婦がお互いを補完できるかということです。